君が代行進曲

国旗

自衛隊歌集

「君が代」:古歌/林広守 作曲

君が代は 千代に八千代に

さざれいしの いわおとなりて

こけのむすまで




「栄光の旗のもとに」:赤堀達郎作詞、藤田正人補作、古関裕而作曲

①山がある 川がある 海がある 空がある
美しき みどりなす国 この静けさを守りぬく 陸上自衛隊
われらの日本 日本の 平和の使者は 今日もゆく

②父がいる 母がいる 妻がいる 子らがいる
とこしえに 光さす国 このしあわせを守りぬく 陸上自衛隊
われらの日本 日本の 平和の勇者は 今日も行く

③君がいる 僕がいる みんないる 生きている
さくら花 競い咲く国 このよろこびを守りぬく 陸上自衛隊
われらの日本 日本の 平和の旗手は 今日も行く




「北部方面隊歌」:泉清二作詞、今関正俊作曲

①おお拓けゆく北海の 果てなく広き緑野に 旭日の光さしそえて
使命は尊し北鎮の 我等は北部方面隊

②雲湧き峯にいや高く 誠をかざす丈夫が 一つに溶けて染めなせる
旗に集わん北鎮の 我等は北部方面隊

③尽きぬ伝統を護り立てつ 歩武堂々のこの威容 月雪花に照り映えて
栄光燦たり北鎮の 我等は北部方面隊




「中部方面隊歌」:新川竜作詞、須摩洋朔作曲

①朝日輝く太平洋 夕映え燃ゆる日本海
うらやすの国日の本の
平和の守り自衛隊 われら中部方面隊

②古城の松ともろともに 国の守りをかため来し
もののふの道うけつぎて
赤誠もゆる自衛隊 われら中部方面隊

③国土の栄え支うべき 重き使命を身に負いて
心を磨き技を寝る
若人の華自衛隊 われら中部方面隊

④二十府県にたむろして かたみに誓う愛国の
きずなにしかと結ばれし
国民の友自衛隊 われら中部方面隊




新・中部方面隊歌

清流そそぎ山萌ゆる
麗し日本の要にて
勇気をかざす集い在り
永久に護らんこの大地
羽ばたけ強く中部方面隊

緑風そよぎ花香る
愛しき日本の要にて
正義をかざす決意在り
永久に築かんこの平和
飛びたて高く中部方面隊

飛ぶ鳥仰ぎ月映る
誇れし日本の要にて
真理をかざす誓い在り
永久に結ばんこの絆
輝け熱く中部方面隊

輝け熱く中部方面隊




「第三師団歌」:作詞不明、酒井雨虹補作、須摩洋朔作曲

①光れ大海万波の限り 若き希望のしぶきを上げて
鳴るよ黒しおラインのひびき
おおこの沿岸だんこと守れ きはくは燃ゆる朝ぼらけ
我らは精強三師団

②仰げ大空雲行くところ 高き理想の夢はばたきて
飛べよ内海母恋港
おおこの海空だんこと守れ 気がいはなびく日章旗
我らは精強三師団

③かおれ大地みどりの風に 清き使命は歴史を担る
吹けよ山河に試練のラッパ
おおこのきょうえんだんこと守れ 気力はおどる熱と肝
我らは精強三師団

④見よや世紀の陽は輝きて 固き自衛に祖国はうらら
咲けよ至誠の岡辺の桜
おおこの重任だんこと果たさん 平和の栄光の花かざせ
我らは精強三師団



「第7普通科連隊歌」:奥田武作詞、須摩洋朔作曲

①春爛漫の吉野山 歴史は古し橿原の
遠き祖先の血をうけて あかき心のますらおが
聞かずや挙ぐる雄叫びを
使命は重し7連隊

②夏波しぶく日本海 由良の浜辺に屯して
水に鍛えん若人が 夕べかがりの団欒に
心にかかる雲もなし
団結固む7連隊

③琵琶湖のほとり秋たけて 仮寝の野辺にすだく虫
夢は家路に辿るとも 一度起てば君見ずや
闘魂こめし必中弾
精鋭ほこる7連隊

④冬凛烈の加古嵐 かぶとに白し朝の霜
凍る剣に血も通い 練武の道は一すじに
誠実貫く意気と技
勇武厳たり7連隊

⑤見よ東の空あかく 行手の幸を告ぐるとき
撓まぬ努力先人の 樹てし勲を承けつぎて
輝く歴史築きゆく
7連帯に栄光あれ



「第三師団司令部付隊歌」

①北摂山河の朝ぼらけ 峯あけわたる六甲の
朝に誓う団結の きずなも固き三師団
誉れは高しおお吾等
吾等司令部付隊

②浪速の都に春酣けて 朝日に映ゆるわが郷土
平和の守の士気高く 司令部勤務に誇りあり
誉れは薫るおお吾等
吾等司令部付隊

③昆陽のさざなみ穏かな 伊丹の野辺に湧き出る
若き血潮は火と燃えて 管理支援に意気高し
誉れは尊きおお吾等
吾等司令部付隊

④武庫の入江の風さやか 峡霧晴れゆく猪名の地に
築く伝統完璧の 車両支援に任重し
誉れは栄ゆるおお吾等
吾等司令部付隊

⑤摩耶の峻険雲乱れ 生田の森に風たてど
師団の旗の征くところ 保安警務に規律あり
誉れは永久におお吾等
吾等司令部付隊



「第109教育大隊歌」:石田和儀作詞、陸川信義作曲

①故郷の山河あとにして 集いし若き友と友
古き歴史の近江路に 比えいの勇姿仰ぎ見て
若き日本の血はたぎる
我等109教育大隊伝統の
健児となるは誉れなり

②若草もえる皇子山 水又、清し宇治川の
黎明やぶる雄叫びは 四方の山にこだまして
先陣競う若桜
我等109教育大隊栄光の
朝日を浴びて抜きそう

③琵琶湖のほとり炎熱の 練磨の汗は伍をなす
灼銅色もたくましく 湖水をわたりし古人よりも
強き日本の水しぶき
我等109教育大隊精鋭の
練磨の汀に良くぞ立つ



「歩兵の本領」:加藤明勝作詞、作曲者不明

①万朶の桜か襟の色
花は吉野にあらし吹く
大和男子と生まれなば
散兵戦の花と散れ

②尺余の銃は武器ならず
寸余のつるぎ何かせん
知らずやここに二千年
きたえ鍛えし大和魂

③軍旗を守る武士は
すべてその数二十万
八十余カ所にたむろして
武装は解かじ夢にだも

④千里東西波こえて
われに仇なす国あらば
港を出でん輸送せん
暫を守れや海の人

⑤敵地に一歩我踏めば
軍の主兵はここに在り
最後の決は我が任務
騎兵砲兵協同せよ

⑥アルプス山を踏破せし
歴史は古し雪白し
奉天戦の活動は
日本歩兵の粋と知れ

⑦携帯口糧あるならば
遠く離れて三日四日
荒野千里にわたるとも
散兵戦に秩序あり

⑧退く戦術我知らず
見よや歩兵の操典を
前進前進また前進
肉弾届くところまで

⑨我が一軍の勝敗は
突吶喊最後の数分時
歩兵の威力はここなるぞ
花散れ勇め時は今

⑩歩兵の本領ここにあり
あな勇ましの我が兵科
会心の友よさらばいざ
ともに励まむ我が任務

(陸軍幼年学校や士官学校で歌われた歌詞)
⑩あな勇ましのわが兵科
会心の友よ来れいざ
ともに語らん百日祭
酒杯の襟を色にうつし



「扶桑歌(抜刀隊)」:外山正一作詞、ルルー作曲

①吾は官軍我が敵は 天地容れざる朝敵ぞ
敵の大将たるものは 古今無双の英雄で
これに従うつわものは 共に剽悍決死の士
鬼神に恥じぬ勇あるも 天の許さぬ反逆を
起せし者は昔より 栄えしためし有らざるぞ
敵の亡ぶるそれ迄は 進めや進め諸共に
玉散る剣抜きつれて 死する覚悟で進むべし

②皇国の風ともののふは その身を護る魂の
維新このかた廃れたる 日本刀の今更に
また世に出ずる身のほまれ 敵も味方も諸共に
刃の下に死すべきに 大和魂あるものの
死すべき時は今なるぞ 人に後れて恥かくな
敵の亡ぶるそれ迄は 進めや進め諸共に
玉散る剣抜きつれて 死する覚悟で進むべし

③前を望めば剣なり 右も左もみな剣
剣の山に登らんは 未来のことと聞きつるに
此の世に於て目のあたり 剣の山に登るのも
我が身のなせる罪業を 滅ぼすために非ずして
賊を征伐するがため 剣の山も何のその
敵の亡ぶるそれまでは 進めや進め諸共に
玉散る剣抜きつれて 死する覚悟で進むべし

④剣の光ひらめくは 雲間に見ゆる稲妻か
四方に打ち出す砲声は 天にとどろく雷か
敵の刃に伏す者や 弾に砕けて玉の緒の
絶えて果敢なく失する身の 屍は積んで山をなし
その血は流れて川をなす 死地に入るのも君のため
敵の亡ぶるそれまでは 進めや進め諸共に
玉散る剣抜きつれて 死する覚悟で進むべし

⑤弾丸雨飛の間にも 二つ無き身を惜しまずに
進む我が身は野嵐に 吹かれて消ゆる白露の
果敢なき最期を遂ぐるとも 忠義のために死する身の
死して甲斐あるものなれば 死ぬるも更にうらみなし
われと思わん人たちは 一歩もあとへ引くなかれ
敵の亡ぶるそれまでは 進めや進め諸共に
玉散る剣抜きつれて 死する覚悟で進むべし

⑥吾今ここに死なん身は 君のためなり国のため
捨つべきものは命なり たとえ屍は朽ちるとも
忠義のために死する身の 名は芳しく後の世に
永く伝えて残るらん 武士と生まれし甲斐もなく
義のなき犬と言わるるな 卑怯者とな謗られそ
敵の亡ぶるそれまでは 進めや進め諸共に
玉散る剣抜きつれて 死する覚悟で進むべし



★私の現職時代に縁のある自衛隊歌です。
私は北部方面隊(北海道)には所属した経験はありませんが、何故、北部方面隊歌があるか?
私が在職時代は、東西冷戦真っ只中でした。
当然に陸上自衛隊の仮想敵国は旧ソ連だったので、北海道はまさに前線だったのです。
そこで、陸上自衛隊では一人でも多くの隊員を前線に送り込もうと(笑)、前期教育期間中に絶えず北海道行きを奨励されていたのです。
そして、わざわざ方面隊歌まで教えてくれたのでした(爆)
そういう因縁の自衛隊歌です♪。
「歩兵の本領」は、教育隊での行軍の時に、よく行進しながら歌った軍歌です。
尚、現職あるいは元自衛官の方で「俺のとこの部隊歌が載ってないぞ! 寂しいから載せんかい!!」という苦情はどうぞメールをください♪♪♪



(元自衛官・何野某様の所属部隊歌)

「第6対戦車隊歌」:作詞 横山泰男氏

①七ッの森に 緑り萌え 無限の力 ほとばしる
若き心の たくましさ 秘めし力を 今ぞ見よ
至誠 第6対戦車隊

②灼熱たぎる 王城寺 力の限り きわめんと
競え鍛えし 健児等の 歩武堂々を 今ぞ見よ
剛健 第6対戦車隊

③実り豊かな みちのくの 北に南に 駆けめぐり
郷土を護る 丈夫の 初発必中 今ぞ見よ
精強 第6対戦車隊

④舟形おろし 吹雪とも 練武の庭に こだまする
使命に 徹す雄叫びや 意気けんこうを 今ぞ見よ
栄光 第6対戦車隊

「第24普通科連隊歌」:杉本良二作詞、佐藤劯作曲

①望めば遥か北海の 曠野果てなき新天地
石狩川の春浅く 自衛の先駆機械化の
新鋭ここに屯する 我等は二十四連隊

②夏雲高き島松に 燃えてとどろく雄叫びや
恵庭の秋の夕まぐれ 野営に結ぶ草枕
職種つどえど旗一つ 我等は二十四連隊

③東日高の峰あれて 氷雪牙を磨くとも
行手さえぎる何あらん 挑みて退かぬ健児らが
軽快誇る機械力 我等は二十四連隊

④北鎮の意気高らかに つとめに励むますらおよ
自律はぐくむ愛情の 固き絆に結ばれて
腕組みあっていざ行かん 我等は二十四連隊

「第20普通科連隊歌」:中谷弘司作詞、須磨洋朔作曲

①蒼茫はるか 出羽丘陵
黄塵けむる 王城寺
聞け若人の 雄叫びを
練磨の日々に 振るいたつ
ああわれらこそ 二十連隊

②連なる峰に 木魂する
緑おりなす 出羽の辺に
心を磨き 技をねる
至誠つらぬく 東北の
ああわれらこそ 二十連隊

③ともに変らぬ 最上川
祖国の栄え かくあれと
使命を胸に いだきつつ
輝く歴史 築こうぞ
ああわれらこそ 二十連隊

④積雪丈余 何かあれ
いろう燦と 朝あけに
日章旗いま はためけば
集う精鋭 千有余
ああわれらこそ 二十連隊


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