海上自衛隊

自習室と娯楽室自習室と娯楽室

★自衛隊の営内には、必ず自習室と娯楽室がある。
娯楽室とは、畳の間があったり、テレビなどが置かれてる憩いの間であり、消灯時間まで使用できる。
もっともテレビなどは、一般部隊では許可を受ければ、各居室内に置くこともできる。
娯楽室の最大の特徴は、クーラーがあることだった。
さすがに大容量の電気を食らい、工事も必要なクーラーだけは、各居室内の設置は許可されない。
故に夏場の猛暑の折には、窓を全開するぐらいしか暑さを凌ぐ手立てはない。
そこで、夏場などには、娯楽室は人気のスポットであるわけだ。
私はよく夏の寝苦しい夜などには、消灯後の皆が寝静まった後に、こっそり娯楽室でクーラーを効かして寝たものだ。
当直もそんなにうるさくは言わなかったし、暑いからと当直室ではなく、一緒に娯楽室で寝る者までいた(笑)
自習室とは、隊員の自習用に設置された部屋で、22時の消灯時間まで使用することができた。
もちろん延灯許可を出しておけば、それ以降も使用可能である。
在職当時の私は、ほぼ毎日夜中の2-3時頃まで延灯許可をもらって、いろんな勉強や読書に費やしていたものだ。
今は会社にも自宅にもクーラーがあるが、人間、楽をすれば体が弱くなるものだとつくづく思う。


※文中に登場する個人名、団体名、組織名等は一部架空及び仮名であり実在のものと異なります。

有刺鉄線

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